▼My GARDEN マイガーデン 53号(マルモ出版 2010年早春号)で紹介された記事を掲載しています。

人が集まる、居心地のいい場所

~コンサバトリーのある暮らし~

東京都・Y邸(写真 澤田聖司)

テラスで過ごす時間が多く、「サンルームがあるといいなと考えていました」と言う奥様は、以前にイギリスを旅行したときに見たコンサバトリーが印象に残っていたようです。そして「当時は、コン]サバトリーという名前すら知りませんでしたので、ガラスの温室という印象が強かったのですが、歴史を感じさせる家とコンサバトリーの組み合わせがとても素敵だなと思いました」とのこと。イギリスでの生活が長かったお嬢様に相談したときに、初めてコンサバトリーという名前を知ったそうです。

お嬢様もコンサバトリーの設置には大賛成。さっそく日本で英国製のコンサバトリーを古くから扱っている(株)アルファコンサバトリーに辿り着きました。同社の山田さんの設計で、テラスが新しいリビングへと。「この家の空気の流れはとても気に入っていましたので、その流れを壊さずに気持ちよく過ごせる部屋が欲しかったのですが、山田さんがそれを理解してくださり、リフォームの提案から施工までスムーズに進みました。日本で英国製の本格的なコンサバトリーで過ごせるなんて思ってもいませんでした」と言うほど奥様も大満足のリビングが出来上がりました。

今ではコンサバトリーが家族のコミュニケーションの場となり、とくにご主人は、お休みの日には一日中コンサバトリーで過ごすことも珍しくないそうです。隣に住むお孫さんもよく遊びに来てはご主人の横で絵を描いたり本を読んだりしているとのこと。
「大人がくつろげる部屋としてコンサバトリーを使っていますので、子供たちもそんな雰囲気を感じているのかコンサバトリーではゆっくりした時間を過ごすことが多いですね」とお嬢様。 コンサバトリーは、みんなが静かにくつろげるそんな場所のようです。
また、「全面ガラスが外との繋がりを感じさせてくれますので、家にいながら自然や季節感を身近に感じることができます」と大満足のようです。

「雨の日も好きですし、ガラス屋根から見える夜空の星もきれいですよ。そして、みんなが楽しく、くつろげる場所が出来たことで他の部屋も目的にあった使い方ができるようになりました」と奥様が言うように、コンサバトリーが、ご一家のライフスタイルをより充実したものにしたようです。

~開放感あふれる空中リビング~
①テラスから基礎を作り、地下からの吹き抜け上に設置されています。
②テラスだった頃の様子。手前のロックガーデンだった場所にコンサバトリーを設置
③奥のテラスもガラス窓と出入用の扉を設え、
④コンサバトリーから続く大きなリビングが生まれました。