Archive For The “EXTERIOR WORK” すべてのカテゴリ:

曖昧のテイスト その1「コンサバトリー輸入20年目の所感」

曖昧のテイスト その1「コンサバトリー輸入20年目の所感」

2008年1月号 曖昧のテイスト (その1) コンサバトリー輸入20年目の所感 AKIRA YAMADA 一級建築士・景観デザイナー 計画機構+アルファコンサバトリーズ代表   伝統的日本家屋には縁側や土間といった半屋外空間が存在した。戦後は生活の洋風化が進み住宅も輸入住宅の増加にともなっ…

曖昧のテイスト その2「厳しい数値化の時代だからこそ大事にしたい曖昧の感性」

曖昧のテイスト その2「厳しい数値化の時代だからこそ大事にしたい曖昧の感性」

2008年4月号 曖昧のテイスト (その2) 厳しい数値化の時代だからこそ大事にしたい曖昧の感性 コンサバトリー輸入20年で見えてきた英国の感性 ●何がバリアフリーか ロンドンの街は古さゆえ段差ばかりであり、扉に至っては自動ドアなどは大きなデパートかスーパーでもなければ付いていないし、大抵は古くて大…

曖昧のテイスト その4「高齢化社会の本来のバリアフリーを考える」

曖昧のテイスト その4「高齢化社会の本来のバリアフリーを考える」

2008年10月号 曖昧のテイスト (その4) 高齢化社会の本来のバリアフリーを考える 最近コンサバトリーを増設し高齢者のためのリフォームが増えている。英国のコンサバトリーは日本家屋の土間や縁側に似ている。半屋外の曖昧な中間領域と言えるが、明るい陽溜りとなってそれが高齢者にとっても居心地の良い空間と…

曖昧のテイスト その5「激動の2009年の初めに、この国のかたちを考える」

曖昧のテイスト その5「激動の2009年の初めに、この国のかたちを考える」

  2009年1月号 曖昧のテイスト (その5) 激動の2009年の初めに、この国のかたちを考える ●お雑煮から始まる「規制緩和論」 師走のある日の日経新聞コラムに、「正月には日本中で雑煮を食べるが、仕立ても味も地方によって千差万別」というものがあった。そのコラムによると、「さまざまな風土伝統に基づ…

曖昧のテイスト その6「日本の建築美意識もアジアン雑多に淘汰されるか」

曖昧のテイスト その6「日本の建築美意識もアジアン雑多に淘汰されるか」

  2009年3月号 曖昧のテイスト (その6) 日本の建築美意識もアジアン雑多に淘汰されるか ●年月を経てなお美しい ヴィンテージ建築群若い頃ニューヨークMOMAにて、ジャスパージョーンズのアメリカ国旗を描いた絵を見た。現代アートの旗手がまさに「旗」(flag1954)をモチーフに記号か…

曖昧のテイスト その7「フランス北西部と英国コンサバトリーの町ダーリントン周辺を訪ねて」

曖昧のテイスト その7「フランス北西部と英国コンサバトリーの町ダーリントン周辺を訪ねて」

  2009年7月号 曖昧のテイスト (その7) フランス北西部と英国コンサバトリーの町ダーリントン周辺を訪ねて ●湿った空 乾いた空 吉行淳之介は大好きな作家の一人、「湿った空 乾いた空」は大人のラブストーリーだがこの題名が今回の旅の終わり頃から頭の中を巡っている。小説の女は道を歩きなが…

曖昧のテイスト その8「デジタルの海だからこそ浮上するアナログ的感性」

曖昧のテイスト その8「デジタルの海だからこそ浮上するアナログ的感性」

  2010年4月号 曖昧のテイスト (その8) デジタルの海だからこそ浮上するアナログ的感性 冬季オリンピックのカーリングに見る英国の曖昧ティストを愉しむ 500年前にスコットランドで発祥した氷上のチェスとも言われているカーリングは囲碁とオセロとビリヤードとゴルフとペタンクを合わせた様な…

Go Top